ブライドルレザーを使ったミドルのラウンドファスナー

ブライドルレザーを使ったミドルのラウンドファスナーを作成しました。
レザークラフトは全て手作業の私。
時間がかかるのでなんだか遠のいていましたがルイビトンのお財布よりJourProの財布を好んでくれる母が欲しいということで久しぶりに作成しました。
こちらのブライドルレザーはブルームが薄いタイプで今はあまりみないタイプのブライドルレザーです。
是非、参考にしてみてください。
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ブライドルレザーの特徴

- 厚手で丈夫なため、耐久性があり長期間使用できる。
- 独特の質感と艶があり、使うほどに味わいが増します。
- ワックスが含まれており、一定の防水性があります。
- 時間が経つにつれて色や質感が変化し、愛着が湧きます。
- 定期的なメンテナンスが必要ですが、手入れをすることでさらに美しさが増します。
これらの特徴から、ブライドルレザーは高級バッグや財布、ベルトなどに広く使われています。
どこの国で作られたもの?
ブライドルレザーは主にイギリスで作られています。
特に、伝統的な製法が受け継がれている地域として、バーミンガムやオックスフォードシャーが有名です。
近年では他の国でも生産されることがありますが、イギリス製が特に評価されています。
どうしてこの様なものを作ることになった?
ブライドルレザーは、もともと馬具や鞍などに使用されるために開発されました。
19世紀のイギリスでは、馬に対する耐久性や防水性が求められたため、厚手の革にワックスを施し、耐久性と柔軟性を兼ね備えた素材が作られました。
この革は、過酷な環境でも長持ちし、経年変化によって美しさが増すことから、徐々に高級なレザー製品にも利用されるようになりました。
ブライドルレザーを使って作成して思ったこと

厚くてカットに技術がそのままでる
修正が効きずらい
分厚くてアール部分にナイフがなかなか綺麗に入っていきませんでした。
ちょっとブレるとガタつきが目立ちます。
言うまでもないが一度形成できてしまえばとにかく頑丈で長く使用できるのは作っていてもよくわかりました。
ただ修正がなかなか難しい点はある。
以前作成したマヤ
マヤは使用しているとツヤがすごいでる。
柔らかいここは賛否がある
あんなに和紙の様な皮革でしたが見る影もなく激変しておりました。
柔らかく丈夫でとても満足はしている様でしたが長期で使用していると柔らかい分、壊れたりも気になっていた様でした。
ここは作り的にも改善の余地があったので今回に反映しました。
内装について
内装は柔らかくしなやかなThompson を使用
この皮革を内装使用しているので贅沢な使用になっています。
ファスナー
ファスナーはダブル5号を使用しました。
これを知ってしまうとなかなかシングルに戻せないくらいゴージャスな作りになります。
シングルだとガタガタするものとかもあったのですが無くなりました。
ただ高いのがネック。
まとめ

今回は以前と型を変え一回り大きく作成。
それは切るの勿体無いという一言でサイズアップしました。
前回は小さい方がいいと言っていた母。
やっぱり大は小を兼ねる様で大きい方が使いやすいのかと思いました。
レザークラフト一つできればいろんなものが作れるのでオススメの技術です。
家族内だとちょっとした喧嘩もありますがそれも思い出。
是非チャレンジしてみてはいかがだろうか?